整数が4で割り切れるためには下二桁が4の倍数であることが必要十分

問題

(1) $n$を$2$以上の自然数とするとき$10^n \equiv 0 \pmod{4}$であることを証明してください。

(2) $n$が$4$で割り切れるためには$n$の下二桁の数字が$4$で割り切れることが必要十分であることを証明してください。 (例: $5432$の下二桁は$32$)


難易度:
合同式の定義と基本的性質の練習問題

解答

(1)の解答

$n$を$2$以上の自然数とします。 すると$10^n=(2\cdot 5)^n = 2^n \cdot 5^n$であり, $n \geq 2$なので$10^n$は$4$で割り切れます。 つまり$10^n \equiv 0 \pmod{4}$が成り立ちます。

(2)の解答

自然数$n$を十進法展開して \[n = a_k\cdot 10^k+a_{k-1}\cdot 10^{k-1} +\cdots + a_2\cdot 10^2 + a_1 \cdot 10 + a_0\] と書きます。 ここで各$a_i$は$n$の$10^i$の位の数字です。

(1)より$10^i \equiv 0 \pmod{4}$, $i \geq 2$なので \begin{align*} n &= a_k\cdot 10^k+a_{k-1}\cdot 10^{k-1} +\cdots + a_2\cdot 10^2 + a_1 \cdot 10 + a_0\\ &\equiv a_k\cdot 0+a_{k-1}\cdot 0 +\cdots + a_2\cdot 0 + a_1 \cdot 10 + a_0 \pmod{4}\\ &\equiv a_1 \cdot 10 + a_0 \pmod{4} \end{align*} を得ます。

これはつまり$n$はその下二桁と法$4$で合同であることを示しています。 よって下二桁が$4$で割り切れるならば$n$も$4$で割り切れますし, その逆もまた正しいことがわかりました。

わからないところがあったらテキストを復習しましょう。

合同式の定義と基本的性質

自分にあった問題を探しましょう。

練習問題一覧

もっと解いてみる。

次の問題